年末が近づく中、お歳暮に何を送ろうか考え始めている方もおられるのではないでしょうか。
お歳暮のギフトにはお肉、缶詰など色々挙げられますが、お茶のギフトもメジャーです。
さてお茶の産地の1つは長崎県なのですが、長崎は日本のお茶の文化と深い関係を持つ土地なのです。
そこで今回は長崎とお茶にまつわるエピソードをご紹介します。
長崎県はお茶文化発祥の地
日本人がお茶を嗜む文化は長崎県が発祥となっています。
また長崎は日本で初めてお茶が栽培された場所でもあるのです。
鎌倉時代に臨済宗の開祖で京都の建仁寺(けんにんじ)を建てた栄西禅師(明菴栄西)という僧侶がいたのですが、この栄西禅師が1191年、中国からお茶の種子を持ち帰ってきました。
そしてその種子をまいてお茶の栽培を始めたのです。
加えて栄西禅師は日本に喫茶文化を根づかせた人でもあります。
お茶を飲む文化は800年代には既に中国から伝わっていたのですが、一時的に廃れてしまっていました。
そんな中栄西禅師は日本の喫茶文化を復活させたのです。
幕末の長崎県で日本茶輸出貿易がスタート
長崎県はお茶の文化が始まった場所であるとともに、お茶の輸出貿易が始まった土地でもあります。
きっかけを作ったのは大浦慶という長崎の女性商人でした。
彼女はイギリス人商人のオーダーを受け、1856年に日本茶をアメリカに輸出しました。
その取引が日本茶輸出貿易の先駆けとなったのです。
お茶は縁起がいいギフト?九州の結納品にも
九州には結納品としてお茶を贈るならわしがあります。
結納品で贈られるお茶は結納茶と呼ばれます。
お茶はしっかりと根を張る丈夫な植物で、2つの根が移植により1つに固まって優れたお茶を作ります。
これが夫婦二人三脚で家庭を築いていくさまを象徴しています。
またお茶の芽は摘んでも摘んでも繰り返し芽を出します。
その様子を「おめ(芽)で(出)たい」という言葉とかけ、縁起の良い贈り物としてお茶が選ばれているのです。
緑茶と煎茶は違う?
緑茶は発酵をしていない茶葉全般を指す呼称で、煎茶は緑茶というカテゴリーの一部分にあたります。
煎茶は日光を遮らない栽培方法で育てられ、蒸して加工された茶葉を指します。
ちなみに日本で嗜まれているお茶としてはこの煎茶が一般的です。
お歳暮のギフトにオススメ!長崎緑茶と玄米のセット
当サイトでは長崎緑茶と玄米のセットをメインで取り扱っております。
お茶を飲む際は1煎目では緑茶の濃い味を味わい、2煎目では渋みをお楽しみいただけます。
そして3煎目では玄米を加え、香ばしい玄米茶としてお楽しみください。
まとめ
お茶は長崎県と深い関係を持つ嗜好品で、九州では結納のようなおめでたい日のギフトとしてお茶が贈られています。
日本人にとって身近なお茶は、飲むと心も体もリラックスしますし、お菓子のお供としても楽しめます。
そこで今年のお歳暮には当サイトのお茶を選んでみてはいかがでしょうか。