お茶の付くことわざの1つに「お茶の子さいさい」ということわざがあります。
今回はお茶の子さいさいの意味やことわざの由来についてご紹介します。
お茶の子さいさいの意味とは?
お茶の子さいさいとは、とても容易であるさまを表すことわざです。
使い方の例としては「車の修理なら彼にとってお茶の子さいさいだ」という使い方が挙げられます。
お茶の子さいさいの由来
「お茶の子」はお茶菓子を指すとされています。
気軽に食べることができお腹にもあまりたまらないお茶菓子が、物事が容易に実行できる様子を表すワードとして使われているのです。
ちなみにお茶の子についてはお米をほうじ茶や番茶で炊いた茶粥を指すという説もあります。
そして「さいさい」については俗謡の「のんこさいさい」という囃子詞(はやしことば)からきています。
囃子詞は単独で何か意味を持つというよりは、「よいよい」「それそれ」のような勢いを持たせる言葉として使われる傾向にあります。
まとめ
お茶の子さいさいは物事がたやすく行える様子を意味する言葉です。
お茶が付くことわざというよりは、お茶のお供であるお茶菓子を意味するワードが使われていることわざですね。
ちなみにお茶の子さいさいとよく似た意味の言葉で「朝飯前」という表現があります。こちらも物事が簡単にできることを表した言葉で、朝のバタバタしやすいタイミングでも行えるぐらい容易であるさまを表現しています。