八十八夜は入梅や土用のように季節の移り変わりを示す雑節の1つで、新茶が採れる時期でもあります。
今回は八十八夜の意味や新茶についてお伝えします。
八十八夜っていつ?
八十八夜は立春から数えて88日目に当たる日で、2023年の八十八夜は5月2日です。
霜がほとんど降りなくなる頃である点から、かつて八十八夜は寒い季節が終わり稲作を始める時期を示す暦日とされていました。
新茶って何?
新茶はその年の最初に収穫されるお茶です。
普通のお茶と比べてアミノ酸やカテキンが豊富に含まれているため、新茶には体に良いという魅力があります。
また新茶摘みの時期は毎年4月~5月で、加工された新茶がお店に出回る時期も同じぐらいの時期です。
九州など南部の地域ほど新茶が採れるのが早い傾向にあるので、種子島のようなかなり南の地域ですと4月10~15日には新茶がお店で買えるようになります。
*九州茶々では、5月中旬を予定しています。
八十八夜の新茶が縁起がいいのはなぜ?
八十八夜に摘み取られた新茶を飲むと縁起が良いとされています。
その理由は「八」という字が末広がりであるためです。
末広がりの「八」が2つも入る八十八夜に摘まれた新茶は縁起物として伝えられており、新茶を飲むことで健康でいられる、長生きできるといった言い伝えがあります。
まとめ
新茶は二番茶、三番茶と比べて甘味や旨味がよく感じられる傾向にあります。
また新茶は手に入る時期も限られていますからシーズンを逃すとなかなか手に入りません。そのため新茶を飲んだことのない方はこの春ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?