花祭りはお釈迦様の誕生日を祝う仏教行事です。
今回は花祭りの日にどのようなことが行われるか、またお釈迦様に甘茶をかける理由について解説いたします。
花祭りはいつ?
花祭りの日はお釈迦様の誕生日である4月8日です。
現在のネパール南部にあるルンビニーの花園で生まれたことが理由で、お釈迦様の誕生日が花祭りと呼ばれています。
そしてお寺によっては花祭りの日に仏像への甘茶かけが体験できる所もあります。
お釈迦様に甘茶をかけるのはなぜ?
仏像に甘茶かけを行う風習の由来については諸説あります。
例を挙げると「お釈迦様が生まれた時に9頭の竜が甘い水を吐き出し、それがお釈迦様の産湯に使われた」「人の上に立つ人間が良い政治を行い世が平和になると、甘い露が降る」などの言い伝えがあり、それらが今日の甘茶かけの風習に繋がっているとされています。
甘茶はどんなお茶?
甘茶は茶の木とはまた別の植物が使われたお茶で、アジサイの変種の植物の若葉を煎じた飲み物です。
そして甘茶には砂糖の200~1000倍の甘さを持つ甘味成分「フィロズルチン」「イソフィロズルチン」が含まれているので、そのまま飲んでも甘いです。
まとめ
お釈迦様と関連の深い甘茶は、花祭りの日にお寺で振る舞われることがあります。
またお茶の専門店でも甘茶の茶葉が取り扱われる場合があります。
普通のお茶とは異なる味の甘茶ですが、アレルギー症状を抑える成分が含まれているので花粉症対策として飲んでみてはいかがでしょうか?