波佐見焼は長崎県で生産されている陶磁器です。
その歴史は400年以上に及び、現在までに様々な日用雑器が作られています。
それでは今回、波佐見焼の歴史や特徴についてお伝えします。
波佐見焼の歴史
1598年に現在の佐賀、長崎にあたる肥前国の大村藩主、大村喜前(よしあき)が朝鮮出兵から帰国しました。
その際、朝鮮の陶芸家を同伴させました。
自分の治める地の焼き物の技術を発展させるためです。
そして帰国後すぐ村内に窯を設け、焼き物の生産を開始しました。
それが波佐見焼のはじまりです。
その後波佐見焼は材料や釉薬を変えながら発展を遂げ、江戸時代中期には日本中に広まりました。
2000年代に一時的な衰退はみられたものの2010年代に波佐見焼は人気を取り戻し、各地の店舗やイベントで人気を集めています。
波佐見焼の特徴は?
白素地に無色の釉薬をかけた白磁と藍色の絵付けが波佐見焼の主な特徴です。
なおデザインは時代の流れとともに多様化し、ピンクやグリーンといったカラフルな絵付けもみられます。
お茶を楽しむための波佐見焼も
波佐見焼には湯呑みや急須といった茶器も多く生産されており、急須とカップがセットになった商品もあります。
セット販売されている商品であれば統一感があってお洒落ですから、ご自宅用だけでなく新年度の引っ越し祝いにもオススメです。
まとめ
波佐見焼には「くらわんか碗」など多くの製品があり、現在でも国内で作られる生活雑器の中では波佐見焼のシェア率が高い傾向にあります。
加えてデザインが多彩で丈夫な波佐見焼は実用的な贈り物としてもオススメです。
茶器を新調する時は波佐見焼を検討してみてはいかがでしょうか?