煎茶と緑茶の違いは何?オススメの飲み方もご紹介

投稿者九州茶々編集部 on

煎茶はお茶の中でメジャーなお茶の1つで、普段煎茶をメインに飲むというお家もあります。

今回は煎茶がどのような茶葉なのかという点に加え、緑茶との違いやオススメの淹れ方についてお伝えします。

 

煎茶の定義

煎茶は日光を遮らずに栽培された蒸し製の不発酵茶です。
茶葉を蒸すのは発酵を進める酵素の働きを止め、茶葉を緑色の状態に保つためです。
そして抹茶のように粉末にせず茶葉の形を残して煎じてから飲まれるという点も煎茶の特徴です。

 

煎茶はビタミン豊富?

煎茶はほうじ茶など他のお茶と比べビタミンCを多く含んでおり、煮出した煎茶100ccあたり60mgものビタミンCが含まれているのです。
ちなみにレモン1個分のビタミンCが20mg程度なので、小さめのカップ1杯の煎茶を飲めばレモンを超える量のビタミンCが摂取できることになります。

 

 

煎茶は美容や健康にgood!アンチエイジングや疲労回復効果も

煎茶にはビタミンCに加えポリフェノールやカフェインも含まれていることから、アンチエイジング効果や疲労回復効果が見込めます。

そのため「お肌の調子が気になる」「毎日ハツラツと過ごしたい」という方は煎茶を飲む習慣をつけてはいかがでしょうか?

 

煎茶と緑茶の違い

煎茶は緑茶という大きなくくりの1つです。
発酵していない茶葉全般が緑茶と呼ばれるのですが、緑茶の中でも日光を浴びて育ったものとそうでないもの、そして火入れ手法が蒸し製か釜炒りか、仕上げ加工されているかどうかなどで更に種類が分かれてきます。
そんな中、日光にさらして栽培された緑茶の1つが煎茶と呼ばれるお茶になります。

さて煎茶は蒸して乾燥した後、茶葉の大きさや形状ごとに分別されます。
分別された茶葉はそれぞれの大きさに応じた火入れがなされ、香りや味を強くしていきます。
なお火入れは茶葉の分別の前に実施される場合もあります。

 

そして最後に合組(ごうぐみ)と呼ばれる茶葉のブレンドを行います。
合組で異なる栽培地、収穫時期の茶葉をブレンドすることで前の年と同じ味わいの茶葉が出荷できるのです。

 

煎茶は食卓にぴったり?

煎茶は食卓にもマッチします。
煎茶には適度な苦みと渋み、旨味があることから和食とも洋食とも相性が良いです。
そのため煎茶だけをティータイムに楽しむほか、食事やおやつの時に煎茶を飲むのもオススメです。

 

 煎茶のオススメの飲み方

お湯出しの場合3gの茶葉に300mlのお湯を注ぎ、60秒待つことで程良い味わいの煎茶が淹れられます。
この時お湯の温度は80℃にするのが望ましいです。
ちなみにお湯出しの場合、2煎目は1煎目よりも苦みや渋みが増してお菓子、特に甘い和菓子に合うお茶らしい味わいになります。

 

そして水出しに関しては3gの茶葉に0~30℃の水を300ml注ぎ、5時間待つことでスッキリとした冷茶になります。
水出しで淹れるとお湯出しに比べ苦み、渋みの少ないまろやかな味わいが楽しめます。

  

まとめ

緑茶の一種である煎茶は程良い苦みや渋み、旨味があることから食卓にぴったりです。
またビタミンCが豊富で美容や健康へのメリットが期待できる点も煎茶の特徴です。
煎茶はお湯出しでも水出しでも飲めるので気分に合わせてお湯出し、水出しそれぞれの味を楽しみましょう。

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