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ひな祭りが桃の節句といわれるのはなぜ?お茶会を開催する所も
ひな祭りの元になったのは、中国から伝わった上巳(じょうみ)の節句です。 少なくとも平安時代の日本には、3月3日の上巳の節句に人形に厄を移して川に流す流し雛という風習が貴族の子どもに定着していました。 この流し雛がひな祭りの元になっているとされていますが、ひな祭りのルーツについては諸説あります。 さて今回は、ひな祭りが桃の節句と呼ばれる理由やひな祭りに合わせて開催されるお茶会についてお伝えします。 ひな祭りが桃の節句といわれるのはなぜ? 上巳の節句である3月3日は、旧暦では桃の花が咲く時期にあたります。 そのことからひな祭りの日は桃の節句と呼ばれるようになりました。 また桃の花は中国では魔除けになると伝えられています。 ひな人形と一緒に桃の花が飾られるのは魔除けのためです。 ひな祭りにお茶会を開催する所も 教育機関では、ひな祭りに合わせお子様の健康を祈ってお茶会を開催する場合があります。 そして学校や幼稚園によっては、お子様がお茶に親しみを持てるようお茶会の中でお茶の淹れ方やマナーを教える所もあります。 ひな祭りにオススメのお茶 ひな祭りの時期に桜餅やひなあられを食べるお家が多いです。 そんな中適度な苦みのある煎茶が甘いお菓子とマッチします。 また苦みを嫌がるお子様には渋み、苦みのないほうじ茶や玄米茶がオススメです。 ...
いくつ知ってる?お茶の付くことわざ5選
ことわざには食べ物や飲み物の名前が入るものも沢山あり、特にお茶という言葉が入ることわざは非常に多くあります。その中で、今回は5つのことわざをご紹介します。 朝茶に別れるな 朝は必ずお茶を飲んだ方が良いという意味のことわざです。このことわざは「朝にお茶を飲むと災いが防げる」という言い伝えからきています。同じような意味を持つことわざは複数あり、他には「朝茶は福が増す」「朝茶は七里帰っても飲め」などがあります。 鬼も十八、番茶も出花 品質があまり良くないお茶も淹れたては良い香りが出るように、どのような女性も年ごろを迎えれば美しくなるという意味のことわざです。 宵越しの茶は飲むな 淹れてから一晩放置したお茶はおいしさが損なわれ体にも良くないように、物事は良いタイミングを逃さず実行した方が良いという意味があります。 良い茶の飲み置き 品質の良いお茶は飲んだ後も口の中に香りや旨味が残るという意味のことわざです。 茶は水が栓 ここでいう「栓」は重要な部分を指しています。お茶を淹れる時にはどんな水で淹れるかが大切であるという意味のことわざです。 まとめ 今回ご紹介していたことわざの中にご存じのことわざはいくつありましたか?お茶というワードが入ることわざは今回紹介したことわざ以外にも沢山あります。それだけお茶が日本人にとって親しみ深い飲み物であることがわかりますね。
お茶の子さいさいってどういう意味?ことわざの由来についても解説
お茶の付くことわざの1つに「お茶の子さいさい」ということわざがあります。 今回はお茶の子さいさいの意味やことわざの由来についてご紹介します。 お茶の子さいさいの意味とは? お茶の子さいさいとは、とても容易であるさまを表すことわざです。使い方の例としては「車の修理なら彼にとってお茶の子さいさいだ」という使い方が挙げられます。 お茶の子さいさいの由来 「お茶の子」はお茶菓子を指すとされています。気軽に食べることができお腹にもあまりたまらないお茶菓子が、物事が容易に実行できる様子を表すワードとして使われているのです。ちなみにお茶の子についてはお米をほうじ茶や番茶で炊いた茶粥を指すという説もあります。そして「さいさい」については俗謡の「のんこさいさい」という囃子詞(はやしことば)からきています。囃子詞は単独で何か意味を持つというよりは、「よいよい」「それそれ」のような勢いを持たせる言葉として使われる傾向にあります。 まとめ お茶の子さいさいは物事がたやすく行える様子を意味する言葉です。お茶が付くことわざというよりは、お茶のお供であるお茶菓子を意味するワードが使われていることわざですね。 ちなみにお茶の子さいさいとよく似た意味の言葉で「朝飯前」という表現があります。こちらも物事が簡単にできることを表した言葉で、朝のバタバタしやすいタイミングでも行えるぐらい容易であるさまを表現しています。
酒は酒屋に茶は茶屋にとはどんな意味?逆の意味のことわざもご紹介
ことわざの中には食べ物や飲み物の名前が入ったものも沢山あります。 そして飲み物の中では主にお酒とお茶がことわざに使われる傾向がみられます。そこで今回は「酒は酒屋に茶は茶屋に」ということわざについて解説します。 酒は酒屋に茶は茶屋にとはどんな意味? 酒は酒屋に茶は茶屋にとは、その道のことは専門家に任せるのが最良であるという意味のことわざです。同じ意味を持つことわざとして「田作る道は農に問え」や「餅は餅屋」などがあります。何事も専門知識を持つ人に聞くのが安心ということですね。 酒は酒屋に茶は茶屋にと逆の意味のことわざ 酒は酒屋に茶は茶屋にとは逆の意味を持つことわざとして「左官の垣根」が挙げられます。左官は壁や床を塗る職人さんのことですが、左官の垣根には「左官が垣根を造ろうとしても上手くいかないように、自分の専門外のことをやっても成功しない」という意味があります。 まとめ 今回ご紹介したことわざにはそれぞれの分野の専門家に頼ることの安心感が示されています。街にも自転車や靴、ワインなど色々なジャンルの専門店がありますが、そういったお店のスタッフさんは商品の知識が豊富です。そのため専門店でしか聞けないこと、受けられないサービスがあります。今も昔も「詳しい人に聞くのが安心」という感覚は変わらないのですね
長崎ランタンフェスティバルはどんなイベント?中国の旧正月についても解説
長崎市では旧正月の時期に長崎ランタンフェスティバルが開催されます。 町中が提灯で埋め尽くされるこのお祭りは中国の文化と関係を持つイベントです。 今回は長崎ランタンフェスティバルの歴史や、旧正月についてお伝えします。 長崎ランタンフェスティバルの歴史 長崎ランタンフェスティバルは旧正月を祝うお祭りで、中国提灯を飾ったり打ち上げたりします。 1~3月のうち2週間程開催され、この2023年は1月22日から2月5日まで催されます。 さてこのイベントは、新地中華街の人々が旧正月を祝うために開いていた「灯籠祭」が元になっています。 1980年代に開かれていた灯籠祭が長崎市内の人や観光客の注目を集め、1994年から長崎ランタンフェスティバルとして市全体で催されるようになりました。 中国の旧正月とは? 旧正月は旧暦のお正月で、1月下旬~2月中旬に旧暦における元日を迎えます。 中国の人は旧正月を新暦のお正月よりも盛大に祝います。 そして元日から数日間は祝祭日となるので、家族でご馳走を食べたりプレゼントを贈り合ったりして過ごすのです。 なお旧正月は中国だけの文化ではなくシンガポールやベトナムなど東アジア各国でお祝いされます。 日本茶と中国茶の違い 日本で作られるお茶は日本茶と呼ばれますが中国でも独自の製法で中国茶が作られています。 いずれも同じ茶葉を使いますが作り方が異なるのです。 ...
余寒見舞いって何?体を温めるオススメのお茶とは?
夏に暑中見舞いや残暑見舞いを出すように冬にも余寒見舞いを出す習慣があります。 今回は余寒見舞いがどのような目的で送るものなのか、加えて余寒見舞いのギフトとしてオススメのお茶についてお伝えします。 余寒見舞いって何?いつからいつまでに出すのがいい? 余寒見舞いは寒さが和らぎながらもまだ気温の低い時期が続いている時に、相手の健康を気遣って送られます。 まず年賀状の時期が過ぎると寒中見舞いが送られますが、寒中見舞いは松の内が明ける1月7日から立春の2月4日という寒さの厳しい時期に送られます。 一方で余寒見舞いは2月4日から2月末日まで、寒冷地域では3月中旬までに出します。 余寒見舞いのギフトにオススメ!体を温めるお茶とは? 余寒見舞いとしてギフトを贈る方もいます。 寒さが残る時期の贈り物には体の冷えを防ぐお茶がオススメです。 体を温めるお茶としてはこのようなお茶が挙げられます。 ・ほうじ茶 ・ルイボスティー ・プーアール茶 ・ごぼう茶 ・黒豆茶 ・ジンジャーティー 一方で緑茶や紅茶のようなカフェインを含むお茶は体を温めるには不向きです。 カフェインの作用で血管が収縮すると、冷えをまねく可能性があるためです。...
初釜は茶道の新年会?服装や持ち物のマナーについて解説
初釜は年が明けて最初にお釜を火にかけることを指す言葉で、茶道における新年会を意味する言葉でもあります。 そこで今回は初釜がどのような行事であるかに加え、服装や持ち物のマナーについてもお伝えします。 初釜は茶道の新年会?開催されるのはいつ頃? 初釜は茶道における新年会で、毎年1月10日頃に開催されます。 みんなでお茶を飲みながら新年を祝う行事ではありますが、初釜はその年の稽古初めでもあるのでワイワイ楽しむための一般的なお茶会よりはややかしこまったイベントです。 ちなみに茶道には「表千家」「裏千家」といった流派があります。 そのうちの表千家の初釜では茶道の関係者でない人も招待される場合があるので、参加時は服装や持ち物のマナーを把握しておきましょう。 初釜での服装はフォーマルに 女性は基本的には和服、具体的には紋付きの色無地で初釜に参加するのが望ましいです。 そして洋服で行く場合は畳の上に座っても差し支えない丈のスカートを選びましょう。 また男性の場合は黒、濃紺などのダークカラーのスーツかおすすめです。 初釜に持っていくもの 初釜にはこれらを持参するのが望ましいです。 ・会費を包む袱紗 ・懐紙 ・扇子...
朝茶は福が増すとはどういう意味?朝にお茶を飲むメリットもご紹介
お茶というワードが入ることわざはいくつご存じでしょうか? 古くから日本人に親しまれていたお茶は様々なことわざに使われています。 そこで今回は「朝茶は福が増す」ということわざの意味についてお伝えします。 朝茶は福が増すってどういう意味? 「朝茶は福が増す」とは「朝にお茶を飲むとその日は災いから逃れることができる」という意味のことわざです。 朝茶は福が増すということわざ以外にも同じ意味のことわざがあり、「朝茶は七里帰っても飲め」「朝茶に別れるな」といったことわざが挙げられます。 それだけ朝茶は縁起の良いものとされていたのですね。 実は体にいい?朝茶のメリット 災難を防ぐといわれていた朝茶ですが、実際朝に飲むお茶は体にメリットがあります。 まずお茶に含まれるカフェインでスッキリと目覚めることができます。 また温かいお茶を飲むことで胃腸が温められ、食欲が増したり便通が良くなったりするメリットも期待できるのです。 まとめ 朝にお茶を飲むことはありますか? 出勤前や登校前の忙しいタイミングなので何も口にしないという方もおられますが、明日から朝にお茶を飲む習慣を付けてみてはいかがでしょうか? 夜眠っている間におよそコップ1杯分の水分が失われていますから、朝にお茶を飲めば水分補給ができますよ。 九州茶々オンラインストア
茶染めはどうやってやるの?抗菌効果にも期待
茶染めは茶葉を染料とした染め物で、仕上がりはマットな茶色になることが多いです。 茶染めを専門的に行う業者もありますがご自宅でも楽しむことができます。そこで今回は茶染めのやり方についてお伝えしていきます。 <用意するもの> ハンカチ、手ぬぐいのような小物を染める場合はお家にある鍋やボウルで十分茶染めを楽しむことができます。ご自宅で茶染めを行う場合、これらの道具を用意しましょう。 ・綿または絹の布 ・底の深い鍋 ・菜箸または割り箸 ・ざる ・ボウル…2~3個 ・茶葉…30~40g ・水…2ℓ ・牛乳または豆乳…布が浸るぐらい ・ミョウバン…小さじ1 お家でできる!茶染めのやり方 1.染める布をボウルに入れ、牛乳または豆乳に浸し絞ります。牛乳や豆乳のタンパク質によって布が染まりやすくなります。 2.布を乾燥させます。 3.1ℓの水を沸騰させます。 4.3に茶葉を入れ、弱火で15~20分煮ましょう。 5 .4をざるでこして抽出液をボウルに入れます。 6.1ℓの水を50℃前後に温め、ミョウバンを入れて媒染液を作ります。 7.5の抽出液に布を浸し絞ります。 8.6の媒染液に布を浸し絞ります。...